「学・遊・働」を同一に捉えてみる
「学・遊・働」同一論・・・これは、おうちキャンパス主催者である大絵が勝手に提唱している理論です。
子どもの頃からずっと考えてきたことで、始めて公開するのでとても恥ずかしいです。
簡単にいえば、学びと遊びを働きと同一視して捉えるという考え方です。労働と仕事を分けて考えるという思考法に似ているかもしれません。
きっかけ
私は小学生のときから、先生にイラストを頼まれて描いたり、脚本を作って自然教室で演劇を発表したり、作詞・作曲したり、とにかく表現するのが好きでした。特に、人に頼まれるとものすごく力を発揮していました。
こういうことが、大人になって仕事になったらいいな、なんて考えていました。
私は大学生に就活のアドバイス(と言えるほどではないかもしれませんが)をする立場ですが、就活に一番必要なのは様々なテクニック的なこともありますが、ズバリ「自分を知ること」だと思います。自己分析というと一般的かもしれません。
私は最初は作家やクリエイターに憧れていましたが、憧れではなく、自分が大学の4年間で一番楽しく、そして続いたことは「教育関連」のお仕事でした。
自分がやりたいことと、できることは違う・・・よく言いますが、まさにそれです。
もちろん、注文を受けて作ることも、小学生のときからの性質なのか、とても多く機会をいただき、絵本を出版させていただいたときはとても楽しかったです。
自分は何者なのか?
大学では、美術実技、美術史、映像制作、プロジェクト企画などを学び、最終的に私が大人になって選んだ仕事は、今まで続けてきた、人と関わりながら何かを作ったり、
私は、一人部屋にこもって自分と向き合える画家タイプではなかったのです!
一人でじっくり制作して、完成度の高い作品をバンバン作れる人をものすごく尊敬しています。自分には真似できません・・・
自分は、人と話しながら何かをしてくのが好きだったんだと就職したかなり後に気付きました。私が博士号を取ったのは、実は、教育免許をものすごく取りたくなかったからだったのです(教育要領に沿って教えるのが苦手なため)。高校の美術の恩師には「自由に教えにくいから高校の美術教師にはなるな」とハッキリ言われました(私だから言ったのかな・・?)。
これも一つの自己分析だったのかなと、今では思います。
学びとは義務ではなく権利であり、学びたいという気持ちが自発的である限り、ほとんどそれは「楽しい」ものとなり、遊んでいるのと同等の喜びがあると思うのです。
私は常に何かの調べ物にハマっていて、調べている間は気持ちも落ち着くしとても楽しいです。そして不思議と調べていたことが仕事や勉強に活きていくのです・・・
そして、自分の興味のある業界や、そうでなくてもやりがいを見出せて、自分が社会というパズルを彩る一つのピース(歯車ではなく!)になれれば、そんな素敵なことはないなと思います。
事務作業のなかのクリエイティブ
もちろん、そんなのは理想論で、辛い仕事もこの世にはたくさんあると。確かにそうです。
例えば、事務作業などもたいへんオペレーショナルな仕事でつまらない部分もあるかもしれません。しかし、私が今まで出会った事務員さんたちで、例えば文房具の整理にこだわったり、トンチの効いたメールを送ったり、人への伝え方を工夫したり、事務作業といってもクリエイティブであることを教えていただきました(私の次の研究テーマはこれなのですが)。
この、遊びは学びであり仕事、学びは仕事であり遊び、そして仕事は学びであり遊び、という、若干語弊があるかもしれませんが、この精神をわすれない限り、どんな仕事をしていてもプラス思考で自分の糧になっていくのではないかと思います。
ただし、仕事を辞めなければいけないこともあります。次のステップで転職するときもそうですが、自分に合わなかったり酷い職場環境で心を病んでしまうときです。
つつみ隠さずに話すと、私も、ある職場で完全にメンタルダウンしたことがあります・・・その頃は自分は価値のない人間だと本気で思っていました。今考えれば、環境のせいなのですが、環境に染められた自分を本当の自分であると錯覚してしまうのが難しいところですよね。
大変な職場に通われている方、できれば逃げてほしいなと思っております。自分の命と心が一番大事です・・・
お仕事でお悩みの方へ
学・遊・働同一論は、理想論です。だけれでも少しずつこれに近づいていければ、人生の大半の怖いものはなし・・・(家庭以外かもしれませんが)に近づくのではと考えます。
上記、個人的な意見で恐縮でした。不快な想いをされた方は申し訳ございません。
職場で悩みを抱えている方は、ぜひ問い合わせフォームの心の悩み相談室にお声がけください。学童職員を務める星野先生と私がご回答させていただきます!
おうちキャンパスは一般社団法人としての法人化を検討しており、将来的には非営利の社会福祉を行なっていく団体になっていきたいと考えています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
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